小4生の教科書に
「ごんぎつね」
という物語が載っています。
兵十にしてしまった「いたずら」を
悔いた「ごん」が
差し入れをしていくお話です。
まずは「いわし」。
これはごんが盗んだものだったので
兵十はいわし屋に濡れ衣を着せられ
ひどい傷を負わされます。
しまった!と思ったごんは
今度は栗や松茸を採っては
せっせと兵十に届けるのです。
そんなこととは知らぬ兵十。
ごんの姿を見たとたん
あのとき「おっかあ」に食べさせそこねた
うなぎを盗んだごんぎつねめ!と
火縄銃で撃ってしまいます。
そこでようやく
いつも栗を持ってきてくれたのが
ごんだと知ります。
「ごん、おまえだったのか・・・」
ごんはぐったりと目をつぶったまま
うなずきました。
この描写から
ごんは息を引き取ったと解釈できます。
なんてかわいそうなごん…
しかし
うちの小4生は違いました。
その後、兵十が必死で看病をして
ごんは目を覚まします。
そして
ふたり(ひとりと一匹)は
ずっと幸せに暮らしましたとさ。
…だそうです。
目からウロコの気持ちで
もう一度原作を読みました。
確かにそう取れないこともない。
ごんが最後にどうなったか、
はっきりとは書かれていないから。
しかもそのほうが
みんなが幸せになれます。
なんてすてきな結末。
こうだったらいいなぁ
という願望が
物語のその後を変えるんだなぁ
と感心しました。
幸せな結末を思い描ける心もすてきですよね。
生徒たちの今後の物語にも、
すてきなエピソードが
たくさん待っていそうです。
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