学童のお迎え時。

クルマを降り

生徒のところまで歩いていこうとすると、

何かが足に触れた感触が。

「うわっ　しまった」

「アレチヌスビトハギ」というらしいですが、

これが服につくとやっかいですね。

ゆっくり見下ろして

「植物たちも生きるために知恵を絞っているんだな」

とか。

「しがみついてでも

何かを叶えようとする力はすごいな。

その大切さを生徒たちにも伝えてあげよう」

とか。

そんなことを初秋の空を見上げながら思…

えるのが余裕ある大人というものでしょうか。

まだまだ未熟な私は、

恥ずかしさもあり

全力ではがしてしまいました。

実りの秋とは言いながら

私の実りはもう少し先のようです。

（平校／新妻武志　No.402）